DATE 2008. 7.25 NO .



「――明日、か」

 執務に区切りがつくたび、明日の事を考えている自分がいる。

 ようやくだ。
 ようやく、始まる。



 思えば出逢うのはいつも、命懸けだった。


『よう、リディア…。天国じゃねえよな、ここは…?』


 部下を連れていたというのに……いや、連れていたからこそ、か。
 最後まで生き残る可能性を探し続けるようになったのは、


『――もうやめてぇっ!!』


 ……あの時からだ。


『…命を粗末にするなよ』


 今は――いつでも会いに行ける。





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